市販のキャットフードはショップの売り場を見るだけでも種類が多く、どのフードがより安全なのか迷いますよね。そこで意識したいのが、パッケージのデザインやうたい文句ではなく、原材料表示です。
この記事では、原材料の透明性を軸に、市販で買える安全なキャットフードを選び方とあわせて紹介します。まず見分け方をおさえて、そのうえで編集部が原材料表示を一つずつ確認して選んだフードを、順番に見ていきます。
いま与えているフードが買わない方がいいものか気になるなら、市販の人気ブランドを原材料で検証した、買わない方がいいキャットフードの特徴という記事もあわせてご覧くださいね。
目次
安全な市販キャットフードの選び方(4つの軸)
ラベルで見るポイントは、大きく分けて次の4つです。
1. 第一原料が「具体的な肉や魚」か
原材料は使われている量が多い順に並びます。先頭が「チキン」や「サーモン」のように具体名であれば、何が主原料か一目で分かります。逆に、穀類や「肉類(〜ミール)」などでまとめられているものは、中身が少し見えにくくなります。
2. 合成着色料が使われていないか
猫は色でフードを見分けているわけではないため、着色は嗜好性(見た目)の面で必須ではありません。気になる方は、赤102や青2、黄4といった合成着色料の表示がないものを選ぶと安心です。
3. 酸化防止剤は「合成」か「天然」か
BHAやBHTなどの合成酸化防止剤は、安全性の基準内で使用が認められており、入っていれば即座に危険というわけではありません。ただ、気になる場合は「ミックストコフェロール(ビタミンE)」や「ローズマリー抽出物」といった天然由来のものを選びましょう。ここは好みの軸で選んで問題ありません。
4. 毎日与えるなら「総合栄養食」か
主食として与える場合は、この表示が必ずあるものを選びましょう。また、必要に応じてライフステージ(成猫用、シニア用など)の表記もあわせて確認しておくと確実です。
「国産=安全」とは限りません
「国産だから安心」と思われがちですが、実は少し知っておきたい仕組みがあります。
キャットフードの「原産国」は、最終加工の工程を終えた国で決まります。そのため、ドライフードなら押し出し成型、ウェットならレトルト殺菌といった最後の工程を日本で行っていれば、原材料の多くを海外から輸入していても「国産」と表示することができます。
つまり、「国産」という表記だけでは、中身の安全性や原材料の産地までは判断できません。
だからこそ大事なのは、国名だけに頼るのではなく、どんな原材料がどんな順番で使われているかを自分の目で確かめることです。
産地や原材料をきちんと公開しているメーカーのフードを選ぶことが、愛猫の安全を守るための確実な判断基準になります。
編集部が原材料の透明性で選んだ安全なキャットフード(ランキング)
「どれが一番安全か」を、単純な優劣で決めることはできません。
そこで編集部では、先ほどの4つの軸のうち「原材料表示がどれだけ明確か」を基準にフードを並べました。価格の高さや豪華さで選んでいるわけではありません。
それぞれのフードに、向いている猫・向かない猫の特徴も添えていますので、ぜひ参考にしてみてください。
1位 GRANDS(グランツ)

| 初回価格 | 980円 |
|---|---|
| 2回目以降 | 4,801円/500g×3袋+送料:660円 合計5,401円 |
| 定期便 | 2回目は14日後、3回目以降は30日ごと |
| 粗たんぱく/脂質/粗繊維 | チキン&サーモン:34.5%/16.0%/5.0% チキン:34%/15.0%/4.5.% サーモン:32%/16.0%/4.5.% |
| エネルギー | チキン&サーモン:367kcal/100g チキン:358kcal/100g サーモン:361kcal/100g |
| 主原料 | チキン&サーモン:脱水チキン24.5%、フレッシュチキン15.0%、脱水サーモン14.0%、チキンファット8.4%、チキンプロテイン65%以上 チキン:脱水チキン27.00%、フレッシュチキン25.00%、チキンファット7.00%、チキンプロテイン 6.00%、サーモンオイル サーモン:フレッシュサーモン25.00%、脱水サーモン21.77%、チキンファット5.22%、チキンプロテイン2.00%、サーモンオイル |
| 総合栄養食 | ○ |
GRANDSに使用されている先頭の原料は、脱水チキン、フレッシュチキン、脱水サーモン、チキンファット、チキンプロテインが並びます。すべて動物性で、しかも配合の割合まで数字で公開しているのが特徴です。
今回並べた中で、原材料の割合をここまで開示していたのはGRANDSだけでした。人工着色料や香料、保存料は使わず、穀物を使わないグレインフリーの総合栄養食で、チキンとサーモンを合わせて65%以上を占めます。
透明性を最優先したい人や、小分けパックで酸化を避けたい人、いくつかの味をローテーションしたい人に向いています。こちらの記事でもグランツの口コミや評判を詳しく紹介しています。
価格は、初回が980円で、内容は500gにサンプル50g×2袋が付きます。2回目以降は500g×3袋で5,461円(送料660円、6袋以上で送料無料)。初回到着後は、いつでも停止・解約ができます。シリーズ累計は1,800万食、定期継続率は94%です(2025年4月時点)。
2位 犬猫生活キャットフード

| 初回 | 1,980円/750g×1袋 |
|---|---|
| 継続時 | 5,808円/1.5kg(750g×2) |
| 粗たんぱく/脂質/粗繊維 | 31%以上/15%以上/3%以下 |
| エネルギー | 約373kcal/100g |
| 原材料 | 鶏肉、牛肉、金沢港の朝獲れ魚(いわし、あじ、ほっけ、他)、鶏レバー、イモ類、さつまいもなど |
| 総合栄養食 | ○ |
第一原料は金沢港の朝獲れ魚で、産地と魚種まで具体的に表示されています。着色料や保存料、香料は使わない、国産のグレインフリー総合栄養食です。国産=安全とは限らないなかで、産地と原材料をここまで具体的に開示している点は、選ぶ側にとって大きな判断材料になりますね。
国産や無添加を重視したい人、魚と肉のミックスが好きな猫に向いています。1食あたりの単価を抑えたい人には向きません。
価格は初回お試し価格は1,980円で一袋お試しできます。継続時は1.5kg(750g×2袋)です。
3位 モグニャンキャットフード

| 価格 | 5,852円/1.5kg 定期コースの場合最大20%off |
|---|---|
| 粗たんぱく/脂質/粗繊維 | 27%以上/11%以上/5.25%以下 |
| エネルギー | 379kcal/100g |
| 原材料 | 白身魚65%、タピオカ、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、ビール酵母 |
| 総合栄養食 | ○ |
第一原料は白身魚で、全体の65%を占めます。香料と着色料は使わず、穀物を使わないグレインフリーの総合栄養食です。生産は、欧州のペットフード基準であるFEDIAFに沿って行われています。
魚メインのフードが好きな猫や、穀物を避けたい猫に向いています。魚の風味が苦手な子には向きません。
4位 カナガンキャットフード(チキン・サーモン)

| 価格 | 5,456円/1.5kg 定期購入最大20%OFF |
|---|---|
| 粗たんぱく/脂質/粗繊維 | チキン:34%以上/16.7%以上/3.25%以下 サーモン:38%以上/18%以上/3.7%以下 |
| エネルギー | チキン:405kcal/100g サーモン:407kcal/100g |
| 原材料 | チキン:乾燥チキン35.5%、チキン生肉25%、サツマイモ、ジャガイモ、チキンオイル4.2%など サーモン:生サーモン 43.5%、乾燥ニシン・乾燥白身魚16.1%、サツマイモ、ジャガイモ、ジャガイモタンパクなど |
| 総合栄養食 | ○ |
肉と魚を60%以上使い、着色料と香料は使わない、グレインフリーの総合栄養食です。チキンとサーモンの2種類から選べます。
チキンかサーモンか、好みで選び分けたい人に向いています。内容量が1.5kgなので、まず少量から試したい人には向きません。
安くても、安全に選べます

フードは、安い=危険というわけではありません。大切なのは価格そのものよりも、「第一原料が動物性で具体名か」「合成着色料が使われていないか」といった点です。市販のフードのなかにも、第一原料が肉や魚で、天然由来の酸化防止剤を使用しているものはちゃんと存在します。
もしプレミアムフードを試してみたい場合は、定期便の初回お試し価格などを活用するのも一つの手です。例えばGRANDS(グランツ)」のように、初回は980円ほどでお得に試せるメーカーもあります。
すべてを高価なフードにする必要はありません。ラベルの読み方さえ身につければ、ご自身の予算の範囲内でも、愛猫にとって安全で満足できる一袋は十分に選べますよ。
子猫・シニアで気をつけたいこと
子猫には、総合栄養食で全年齢用または子猫用と表示され、たんぱく質がしっかり摂れるものを選びます。シニアでは、腎臓や尿路への配慮が必要になることがあります。体調に不安があるときは、自己判断せず獣医師に相談してください。
ロイヤルカナンやヒルズの療法食は、危険な市販フードではありません。獣医師の指導のもとで使うものです。日常食として自分の判断で選ぶフードとは、切り分けて考えます。
よくある質問

Q. 「食べてはいけないキャットフード」の実名リストはありますか?
一律にこの商品は危険と言い切れるリストはありません。ネット上によくある「ミールだから危険」「穀物が入っているから危険」といった説明は、公的な資料をあたっても裏付けの取れないものがほとんどです。
確実なのは、第一原料や着色料の表示を自分で見分けること。気になる市販ブランドを一つずつ検証した内容は、関連記事(買わない方がいいキャットフードの特徴)にまとめています。
Q. 4Dミートとは何ですか?
死亡・病気・瀕死・障害などの状態にあった動物を指す言葉ですが、「ミール=4Dミート」ではありません。
ミールはあくまで肉を乾燥・粉砕した加工形態を指す用語であり、ルール上、こうした不衛生な状態の動物がそのままの形で勝手に使われているわけではありません。ただし、原材料の品質にこだわるなら、動物の種類や部位が具体的に記載されているフードを選ぶのが安心です。
Q. 大袋は酸化するので避けるべきですか?
大袋=すぐに酸化していると一概に断定することはできません。
それよりも重要なのは、開封したあとにしっかりと密封して保存し、愛猫が新鮮なうちに使い切れるサイズを選ぶことです。管理の仕方を工夫すれば、大袋であっても過度に心配する必要はありません。
まとめ

市販のキャットフードは、パッケージの印象ではなく原材料表示で選ぶことができます。
確認したいポイントは大きく3つです。
- 第一原料が具体的な肉や魚か
- 合成着色料の表示がないか
- 総合栄養食か
この視点を持っていれば、価格の高さやイメージに振り回されず、愛猫にぴったりの一袋をしっかりと選ぶことができますよ。
| この記事を執筆した著者 | |
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ワンニャンBEST編集部 |
犬や猫と楽しく暮らしているメンバーで書いています。愛犬・愛猫の体験談や美味しいフード、グッズ情報なども書いているので、ぜひ見てください。インスタも日々更新中です。ワンニャンBEST公式Instagram |
更新履歴
2026年8月13日 改訂。順位の根拠を「原材料表示の透明性」に変更。獣医師の指導下で使う療法食(ロイヤルカナン・ヒルズ)を安全性ランキングから分離し、用途の違いとして整理。「国産=安全ではない」点を追記。掲載商品を7点から4点(日常フード)に変更。価格・累計販売数などの数値を最新の公式情報に修正。市販ブランドの危険性の検証・見分け方は別記事に分離。
2026年9月 公開
価格の取得日 2026年8月12日
※価格・仕様は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

ワンニャンBEST編集部

